送電線により長距離伝送された110kVを超える電気は、配電線によって消費者が利用できる電圧にまで徐々に降下します。配電線により地域の境界を越えて各世帯にまで電力が運ばれ、私たちは夜間に電気を使用することができます。私たちは停電が起きたときにはじめてそのことを認識しますが、各家庭に電気を運ぶ配電線は日々、天候状態の直接的な影響を受けています。雷や風雪、あるいは急激な気温上昇も含め、電力会社は業務管理の効率化につながる信頼性の高い気象データを必要としています。
送電線の気象モニタリングにおいて重要な観測項目となるのが、気温、降水、気圧、湿度および風向風速です。これらのデータからオペレーターは送電線の各戦略拠点における天候状態を知ることができます。ヴァイサラは気象ステーションだけでなく、送電線の各ポイントに設置されたセンサ単位で、送電業務のニーズに対応した気象データをご提供しています。
また、送電線にとっては雪氷環境も脅威であり、強力なアイスストーム(着氷性悪天)はオペレーションに甚大な支障をきたす恐れがあります。ヴァイサラはこうした事態にも精通しており、過酷な天候状態を専門的な立場から明らかにします。これらの天候状態をモニタリングする専用開発のリモートセンサは、送電線に沿って設置することが可能です。オペレーターはリモートセンサによって気温その他の天候状態を監視し、対応策の準備や最善の業務判断を行うことができます。