鉄道では送電レールの凍結は、列車の停電による運行ダイヤの乱れや、運転の中止、乗客の足止めなど原因となる深刻な問題です。
送電レール凍結検知システムは、送電レールの凍結、着霜、着雪の発生情報や、これらの現象が予想される時間をユーザーに通知します。凍結の発生しやすい時間を事前に把握できるため、必要に応じて凍結防止剤を散布するだけでよく、大幅なコスト削減が可能です。
このシステムは最先端の技術を活用しており、送電レールの基準セクションに組み込まれたセンサによって送電レールの温度や状態(凍結、霜、雪、水分、湿気、乾燥)を知らせます。
送電レールの基準セクションは通常、バラストを敷いた枕木と、メインレールに近接しながら安全な距離を保って設置された導体ポットで支えられています。そのため送電レールの温度と状態を遠隔地から安全にモニタリングすることができます。
送電レール凍結ウェザーステーションは通常、各気候区分または事故多発地点に1台または複数台設置されます。
送電レールセンサから収集されたデータは、レールの凍結、着霜、着雪のリスクを事前に通知する観測点ごとの24時間予測モデルにフィードバックされます。観測点ごとの予測はウェザーステーションのデータを用いて検証され、送電レール凍結モニタリング・予測システムの基礎情報を構成します。
IceViewに送電(第3電源)レールの観測点ごとの予測データおよび実データをオーバーレイ表示(予測データの著作権: PA WeatherCentre)
このシステムは、凍結防止列車の導入やエンジニアリング作業の実施に関する意思決定プロセスに新たな情報をご提供し、鉄道の連続運転を支援します。
送電レールレール凍結ウェザーステーションは、 DRS511送電レールセンサ、HMP45D気温・相対湿度センサ、WAA151/WAV151、WMS301またはWS425風向風速センサ、およびDRD11降水センサで構成されています。