強風のためにむき出しの送電線が激しく揺れ、列車の停電や送電線の切断が起きることがあります。時には強風によって積載物のない貨物列車が横転することもあります。
従来の強風対策は、無料の説明書や、ごく一般的な広域エリアの(Yes/No式の)注意報に基づく対応が中心でした。風の影響の多くは極めて局地的であり、また地形に左右されたり、風向によって変化したりするため、強風の予測を困難にしています。そのため、列車の速度制限を頻繁に繰り返して、不要な運行遅延を招くケースも少なくありません。あるいは、予測できない局地的な風の発生によって、多大なコストがかかる送電線の切断が発生することもあります。
ヴァイサラIceCast風警報システムは、強風がユーザー設定による閾値を超えた場合に通知を行うため、強風による列車の速度制限を必要な時と場所に限定し、遅延やコストを低減するとともに、強風によるインフラへの影響を最小限に抑えることができます。
風を計測する各ウェザーステーションでは、風速、風向、風力を継続的に記録し、所定の路線区間を制御しています。各ステーションは風が最も強く吹くと予想される地点に設置されます。レール横に取り付けられたデータロガーのアラームロジックは、風の状態の変化によるアラームの反復作動を防ぐよう設計されており、効果的なアラーム通知によるソリューションをご提供します。
ヴァイサラIceCast風警報システムは、WAA151風速計およびWAV151風向計、またはWAS425超音波風向風速センサを備えた、風を計測するウェザーステーションを戦略的に配置したネットワークを基盤としており、アラームによるリアルタイムの強風情報を制御室のヴァイサラ鉄道向けIceCastアラームサーバーに送信します。