気象レーダーと結ぶインターフェース
制御装置の目的は、レーダー/アンテナシステムの制御やモニタリングに必要な各種電気信号に対する高度なユーザーアプリケーションを1つにつなぐインターフェースをご提供することです。ヴァイサラの新しい制御装置であるPCI/LinuxベースのRCP8™は、さまざまなメーカーのレーダーシステムに接続できる柔軟性を備え、BITE(内蔵試験装置)によるトータルモニタリングや幅広い入力への対応、プログラマブルな制御論理により、業務における高い汎用性を実現しています。さらに、高度なユーザーによる独自のアプリケーションソフトウェア開発を可能にする公式APIの提供も行っています。気象レーダーの性能向上や新しい気象レーダーシステムにぜひRCP8™をご指定ください。もちろん、UNIXワークステーション用のヴァイサラSigmet IRISソフトウェアにも完全対応しています。
地上設置型および安定移動式プラットフォームの用途に対応した柔軟なアルゴリズム
RCP8™では、従来のアナログサーボよりも柔軟性に優れたデジタル位置・速度サーボを採用しており、サーボチューニング用の調整ポットがありません。デジタル方式のため、サーボフィードバックの調整が容易で、さまざまなタイプの気象レーダーアンテナシステムの安定化に対応できます。RCP8™は、慣性航法装置(INU)に接続して船体運動に対して0.1度まで補正できるという柔軟性の高さから、船上気象レーダー用の制御装置として特に重用されています。
I/O線を過電圧から徹底保護
RCP8™の出入力には、ヴァイサラSigmet I/O-62 PCIカードをゲートウェイとして使用しています。各I/O線は、雷などに起因する一時的な高電圧スパイクから回路を保護する高速スイッチングダイオードで構成されています。レーダーシステムは落雷を受けやすい場所に設置されることが多く、このような機能を備えていることが重要です。
フェールセーフ機能で設備を保護
レーダーアンテナにはコストがかかります。RCP8™はこの設備投資を保護するため、他の類似機種よりも幅広いフェールセーフ機能を搭載しています。例えば、ウォッチドッグプログラムでは、タコメーターと位置角の整合性や過速度、アンテナの応答不良、仰角異常を継続的にチェックします。さらにこれらの内蔵型安全チェック機能に加え、RCP8™ではプログラマブルな制御論理により、ユーザーごとにカスタマイズされた独自のモニタリング/レスポンス機能(警報ベル、警告ランプ、送信機遮断など)を構築することも可能です。